Tag: 耐震設計

耐震設計

Posted by on 2012年7月29日

そのビルは、そんな坂の中腹に建っていた。

全面ガラス張りで、階数は、目視で判断して三十階くらいはありそうだ。

そんな急斜面に建っている高層ビルを目に私は思う。大きな地震があった時、このビルは倒壊しやしないかと。

耐震設計の不備などは人が起こした公害だと思えます。

平成二十三年、日本は大きな地震に見舞われた。

東日本大震災だ。

恐らくは日本国民一人一人が、地震というものに対し、考えを改めたことだろう。

耐震グッズは、飛ぶように売れているという。

売上は従来の三倍だそうだ。さらにそう遠くない未来に、関東直下地震が起こる可能性が極めて高いという。

阪神淡路大震災の時も、多くの建造物が倒壊した。しかしその殆どが、古い建造物だったそうだ。

1950年に制定された旧建築基準法にのっとった建造物は全半壊し、1981年から適用されている、現行の耐震基準にのっとった建築物は被害を最小限に抑えることが出来た。

それならば、比較的新しい住居にさえ住んでいれば、被害を免れるのでは?と私は思う。

築が1950年より前の建築物に住んでいる人は要注意だ。

しかし現行の耐震基準にのっとったと思われる建物であれ、業者によっては手抜き工事なんてものもあるから、全く油断ならない。

平成二十三年の東日本大震災で最も被害をもたらしたのは、地震ではなく、地震による津波や火災などの二次災害だ。

これから設計士は、こういうものの対策も練り上げてはいかなくてはならないだろう。

例えば、十メートルの津波が来ても弾き返すような。それがどんなものであるのか。

そう遠くない未来、あらゆる災害からの対策が施された住居が開発されることを、信じている。